PTCヒーター
正温度特性をもったヒーターのことで、PTCサーミスターを発熱体として使用している。仕組みは、発熱するに従って抵抗値が増大して電流を制限し、発熱量を抑える。電気式オートチョークシステムなどに使っている。
PTCヒーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:49 UTC 版)
PTCヒーターとは、周辺温度を自己判断して放熱量制御を行う電熱線ヒーターの一種である。PTCはPositive Temperature Coefficientの略である。 自動車においてはホットガス式ヒーターと同じく、始めは寒冷地仕様の補助ヒーターとして登場した。近年では三菱・i-MiEVにおいてメインのカーヒーターとして採用されている。一般的なガソリンエンジンやディーゼルエンジン車においては、ブロックヒーターと同様にエンジンの暖機を補助する効果があり、トヨタ・プリウスなどのハイブリッドカーにおいては、ヒーター作動のためだけにエンジンを始動することを抑制できるので、寒冷時の燃費悪化をある程度抑制できる効果がある反面、i-MiEVでは重要な熱源となるエンジンが存在しない電気自動車にカーヒーターを搭載するための苦肉の策であり、動力源である電力を直接消耗してしまうために作動によって航続距離が短くなってしまう欠点も混在している。
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