printed electronicsとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > printed electronicsの意味・解説 

ピー‐イー【PE】

読み方:ぴーいー

《printed electronics》⇒プリンテッドエレクトロニクス


プリンテッド‐エレクトロニクス【printed electronics】


プリンテッド・エレクトロニクス

(printed electronics から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 14:14 UTC 版)

プリンテッド・エレクトロニクス英語: Printed electronics)とは、印刷技術を用いてガラス高分子製の基板上に作製された電子装置。

概要

従来より、メンブレンスイッチなど、一部の電子回路の形成に金属ナノ粒子を含む導電性インクを使用して回路が形成されて来た。近年ではさらに研究を進め、抵抗器コンデンサーのような受動的な素子に留まらず、TFT液晶有機ELで使用される有機薄膜トランジスタ不揮発性メモリの形成も進められる[1][2][3][4]

銀ナノ粒子は酸化したり不安定なのでメンブレンスイッチの接点のような用途ではカーボンが銀の上に被覆するように印刷される[5]

銀だけでなく、コストで有利なナノ粒子の使用も進められる[6]

印刷の手法も光硬化樹脂に金属粒子を分散させて紫外光の照射により硬化、定着する手法やペースト状の導電体粒子を塗布後に高温で焼成して結合材を除去することにより金属製の回路を形成する手法などがあり、回路を印刷する手法も孔版印刷インクジェットX-Yプロッタのように複数の手法があり、それぞれ一長一短があるので用途に応じて使い分けられる。

またナノトランスファープリンティングを利用した集積回路の製造や有機太陽電池や各種センサーの製造も検討される。

長所

  • 製造工程において真空・高温プロセスが必ずしも必要でないため低エネルギーである
  • RTR(Roll to Roll)の生産方式である印刷技術を利用するので従来の露光、エッチング、半田付けを伴うプリント基板の生産よりも生産性が優れる

短所

  • 使用できる素材がペースト状の印刷可能な素材に限られる
  • 電気抵抗が従来のプリント基板に使用される銅箔よりも二桁、三桁も大きい[7]
  • 銀の粒子で印刷された回路内に電位差が生じると銀原子が陽極から陰極へと移動するマイグレーションが生じてとりわけ高温多湿の環境で甚だしく、回路間で絶縁不良、短絡の故障を起こす原因になるので微細化の妨げになる[7]
  • 印刷で形成される電子回路は、本質的に高周波回路としては使用できない[7]

関連項目

脚注

参考文献

  • プリンテッドエレクトロニクス技術最前線 シーエムシー出版 ISBN 9784781302348
  • プリンタブル有機エレクトロニクスの最新技術 シーエムシー出版 ISBN 9784781310138
  • 次世代プリンテッドエレクトロニクス技術 シーエムシー出版 ISBN 9784781310503
  • 菅沼克昭, 能木雅也. "印刷技術の最先端 プリンテッド・エレクトロニクス技術." 表面技術 61.12 (2010): 795-800.
  • 佐野康. "プリンテッドエレクトロニクス製品化を牽引する 『第 3 世代』 スクリーン印刷." 日本印刷学会誌 50.6 (2013): 463-470.
  • 小林大介. "プリンテッド· エレクトロニクスにおけるグラビア· オフ· セット印刷技術活用の薦め." 日本印刷学会誌 50.6 (2013): 492-495.


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「printed electronics」の関連用語

printed electronicsのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



printed electronicsのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプリンテッド・エレクトロニクス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS