ニュートラル異音防止装置
MTでは、アイドリング時にニュートラル位置でガラガラ音(歯打ち音)が発生することがあり、それを防止する装置。異音の発生原因は、エンジンの回転変動(回転ムラ)によるもので、4気筒エンジンでは回転の2次(1回転に2回)の変動で発生する。変動を小さくするために、エンジンの燃焼を改善することは燃費と両立せず難しい。対策としてはクラッチディスクのねじり剛性を低トルク領域で下げて、ねじり共振点をアイドリング回転よりも下げ、変速機に入る変動を低下させることである。また、変速機内の歯打ち音発生歯車(カウンタードライブギヤなど)にフリクションギヤを装着し、バックラッシュをなくしたり、フリクションダンパーを採用することもある。
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