ねじり共振
ねじり振動している系において、作用しているトルクの周波数が増大あるいは減少しても、振動が減少する状態または現象で、ねじり振動系の共振のことである。車体、エンジン、駆動系、懸架系などの構造体や各部品は、それぞれの、あるいはつながった系全体のねじり剛性と、慣性モーメントとによるねじり振動系を構成しており、トルク変動なと、入力の周波数が、これらねじり振動系の共振周波数に一致すると、小さいトルク変動量でも非常に大きいねじり振動を生ずる。ワインドアップは、エンジンのトルク変動を入力とする駆動軸系や、その支持系を含めたねじり共振である。
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