オイルクーラー
エンジンオイルの主要な機能である冷却作用により、奪ったエンジン各部の熱を放散するためのクーラーをいう。空冷式と液冷式があり、空冷式では軽量で高性能ではあるが過冷却を引き起こす場合がある。液冷式ではオイルクーラーで、奪った熱は最終的にラジエーターから放散きれる。したがって温度制御特性は安定し、消防車のように走行風がない状態でもオイルを冷却することが可能である。空冷式はオイルが流れるチューブの間にフィンを形成し、放熱面積を増大させている。液冷式はチューブ内をオイルが流れ、その周囲を冷媒が流れ、最終的にラジエーターで熱交換するようになっている。
オイルクーラー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/18 09:13 UTC 版)
オイルクーラー(英:Oil-Cooler) は潤滑油や、油圧機器の作動油を冷却する装置である。
- ^ 純正装着されている空冷式オイルクーラーの場合、一般的にはコアの上側に取入口と排出口を配置し、エンジン停止後もクーラーコア内に一定量のオイルを滞留させる事でオイル経路へのエア噛みを最小限に防ぐ構造を採っている。そのため、オイル交換の際にオイル粘度を大幅に変更する場合には、オイルクーラーを取り外してコア内のオイルを排出する措置が必要となる場合もある。
- ^ エンジンにおけるフラッシング(Flushing)とは、清浄分散剤を多く含む専用油でエンジン内部のカーボンやスラッジなどの堆積物を洗い落とす作業のこと。フラッシングオイルは一般的なエンジンオイルに比べて極圧性能が低いため、エンジンオイルの代わりとしては使えない。
- ^ a b 冷却力:(風が良く当たっている状態の)放熱性が高い
- ^ a b 自己放熱性:(風があまり当たっていない状態の)放熱性が高い
- 1 オイルクーラーとは
- 2 オイルクーラーの概要
- 3 パワーステアリングフルードクーラー
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