積層型コンデンサー
電極と誘電体(絶縁体)を交互に重ねたコンデンサー。図のように2枚の極を少し離して向かい合わせ、一方にプラスの電荷を加えるとほかの電極にはマイナスの電荷が生じ、電気を蓄えることができる。コンデンサーの容量は電極の面積が大きいほど、電極間の距離が小さいほど大きくなる。さらに、電極間に誘電率の高い物質を挿入するとより大きくなる。誘電体として誘電率の高い酸化チタン、チタン酸バリウムなどを用いたものをセラミックコンデンサーという。積層型コンデンサーの構造の例として、薄いマイカ(雲母)に電極金属を蒸着させたものを向きを変えて積層し、互いに端子電極に連結してリード線を取り付けている。高周波電流のバイパスや同調用、高周波フィルターなどに使用される。
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