最大効率産出レート
【英】: maximum efficient rate
同義語: 最適生産率
略語: MER
一つの油層からの生産レート(坑井あたりの日産量)をあまり大きくすると、油層圧の低下が大きくなり、ガス・油比の上昇や端水の油層内侵入などが早くなって、結果的に油層の究極採収率が小さくなる。油層にこのような害を与えることなく、長期にわたって維持可能な最大生産レートを最大効率産出レートといい、MER と略すことが多い。このレートよりも生産量を低く抑えても究極採収率を増やすことはできないが、これ以上にすると究極採収率の減少を招くこととなる。MER は油層の性質、液体性状、排泄機構などに影響される。一般的には試油時に得られた産出指数やドロー・ダウンを基に経験的に定めているが、最近ではコンピューターを用いた油層シミュレーション技術の発達により、生産レートによる究極採収率の感度分析を行って決めることもできるようになった。 |

最適生産率

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