硝子体注射
【概要】 眼球の中心部は透明なゼラチン様の物質で充填されている。これが硝子体。この中に外部から細い針の注射で薬剤を注入する方法が硝子体注射である。
【詳しく】 サイトメガロウイルス網膜炎の治療法では、200~400μg/50μLのガンシクロビルを30ゲージ程度の細い針で注射する。眼球内に薬が長く停留しているので、ガンシクロビルの点滴を毎日しなくてよいし、同剤の副作用である骨髄抑制が起こらない。外来で処置が可能なので週に1回でよい。ただし注射をしない側の目や、その他の臓器のサイトメガロウイルス感染は抑えきれない。副作用としては眼球内の細菌感染や、網膜剥離がある。HAART時代になって必要な患者は大幅に減った。
《参照》 サイトメガロウイルス網膜炎、 ガンシクロビル

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