登坂性能(試験)
各種勾配の登坂路での発進性、登板能力(走り、トランスミッションギヤ比適合性、冷却性能など)の評価をいう。試験は長坂路試験と急坂路試験に分けられる。長登坂路試験は高速道路の登板路にみられるように、勾配10%以下の距離のある勾配路を連続走行するもので、各勾配路での最高速度、トランスミッションギヤ比適合、冷却性能を評価する。とくに負荷の大きい商用車では最低保証速度確保のために重要なテストである。急坂路試験は通常10%以上の各短距離勾配路における発進性(坂発進)、および特定の車速から進入し走り抜ける評価を行う。駆動力に加えて駆動輪の路面グリップ(トラクション)性能の影響が大きい。
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