FACOM 9450Σ
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「FACOM 9450」の記事における「FACOM 9450Σ」の解説
1985年5月発表。FACOM 9450IIの上位機種にあたる。パナファコムのC-380、松下のオペレート8000が同等機。 CPUはMN1617。画面制御用に68000、CRTCとしてHD63484を搭載。メインメモリは1MB。画面解像度は960x720ドット、24ドットフォント表示。VRAMはカラー表示で1.5MB、モノクロ表示で1MBで、この他にグラフィックパターンなどを格納する512KBのデュアルポートRAMをもつ。漢字ROMとデュアルポートRAM、VRAM、CRTCは5MB/sのグラフィック専用バスで接続されており、CRTCやASICでVRAMに画面毎の表示データを書き出し、別のASICでVRAM中の複数の画面を合成して出力している。筐体は大きくなり、デスクサイド型になった。後にFA向けモデルや40MB HD内蔵モデルを追加。 ソフトウェア面では通信端末としてのオンライン連携機能の強化、画像処理系機能・周辺機器の充実化。EPOC-Jファミリをマルチウインドウシステムの上で動作するようにした「EPOC-JVファミリ」をサポート。EPOCALC-JVのワークシートなどを最大10画面まで表示できる。標準OSはAPCSIV。オプションの80286カードでMS-DOSをサポート。MS-DOSはAPCS配下のジョブの一つとして動作し、APCSのアプリケーションと同時に実行することができる。MS-DOS対応ソフトにF-BASIC86HGやdBASEIIIなどが存在した。
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