複合材料
複合材料とは、2種類以上の素材を組み合わせることで、さまざまな特性(強度、剛性、靭性、耐熱性、化学的特性など)を向上させることを目的としてつくられた材料をいう。ここでいう素材の組み合わせとは、分子レベルより十分大きいサイズで元の素材が区別できる程度の組み合わせを意味しており、合金類は複合材料とはいわない。複合により材料の強度が上がるものが強化複合で、プラスチックのなかに強化相としての繊維を混ぜた繊維強化プラスチック(FRP)、金属に繊維を混ぜた繊維強化金属(FRM)などがあり、自動車部品、航空機、釣竿、スポーツ用品などに採用されている。複合により新たな機能が生まれたものが機能複合で、感圧フィルム、導電性ゴムなどが実用化されている。
参照 FRM、FRP- compositematerialsのページへのリンク