ブレーキ異音
ブレーキ機構またはその付近から発生する不快な異音。ブレーキ鳴きを含めることもあるが、一般に鳴き以外の異音をいう。悪路走行時などにブレーキ部品が踊るラトル音(カタカタ、ゴトゴト)、前後進交互のブレーキで、パッドやシューが動いて打音となるクロンク音(コクン)、軽い制動時にパッドとディスクがこすれるときの摺動音(ザー、シャー音)などがある。またディスクブレーキのAT車で発進時にブレーキを解除したときのクリープグローン音(グー)は、おもにロースチール系の摩擦材で発生する。
ブレーキ鳴き
ブレーキ機構から発生する不快な音。非制動時に引きずりなどによって発生することもあるが、おもに制動時に発生する。音色はクーという低周波の音から、キーとかチーという高周波の音まである。摩擦材と相手部材(ディスクやドラム)の摩擦によって発生する振動が、ブレーキ系部品と共振して大きくなり、音になる。摩擦材の選定、ダンピングシムの挿入、ブレーキ部品間の固有振動数の分散化、加工精度の向上など、鳴き防止の技術が進んでおり、以前ほどは問題にならなくなったが、依然ブレーキの主要な品質課題のひとつである。近年、ブレーキはより高性能を目指しており、その手段のひとつとしてパッドの高摩擦係数化があるが、鳴き防止との両立が課題である。スキールノイズスキーク(音)などという。
「brake noise」の例文・使い方・用例・文例
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