アンチロールバー
サスペンションを構成する一要素で、スタビライザーともいう。左右独立懸架サスペンションの場合、左右のサスペンションを結合し、おもにトーションバースプリングを介して左右の動きを連携させて、良好な接地を確保するためのパーツ。トーションバースプリング、中空パイプのほか、リンケージを介した板ばねを用いることもある。ロール剛性を変更し、接地特性を調節できるアジャスタブル構造が競技車両では一般的。
参照 スタビライザーアンチロールバー
車体のロールを抑制するために用いる、平面図でコの字形のトーションパースプリング。端末をサスペンションの左右リンクに連結して取り付ける。車体ロールにより不平衡となった主ばねに対して、左右のストローク差を打ち消すように作用する補助ばねである。この作用が内外輪の荷重移動をもたらし、ステア特性にも影響する。一般にアンダーステア傾向にするためには前軸のロール剛性を強める。アンダーステアを弱める、あるいはオーバーステア特性を与えるには、後輪にスタビライザー(アンチロールバー)を追加する。
参照 アンダーステア、オーバーステアスタビライザー (自動車部品)
(anti-roll bar から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 07:22 UTC 版)
自動車におけるスタビライザー(英: Stabilizer)は、車体のローリングを防ぐため、サスペンションに追加される部品の一種である[1]。意味は英語で「安定させるもの」という意味。独立懸架式のサスペンション機構の場合アンチロールバー(anti-roll bar)やスウェイバー(sway bar)ともいわれ、「スタビ」と略されることもある。
- 1 スタビライザー (自動車部品)とは
- 2 スタビライザー (自動車部品)の概要
- 3 概要
- 4 市販車での採用
- 5 関連項目
「anti-roll bar」の例文・使い方・用例・文例
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