角閃岩(amphibolite)
火成岩、堆積岩はともに地殻の内部で変成作用をうけ変成岩となる。もとの岩石や変成作用の種類によって種々の岩石が出来る。変成作用の種類には熱変成作用、動力変成作用、動力熱変成作用がある。
角閃岩は動力熱変成岩の一種であり、玄武岩、安山岩が動力熱変成作用を受けるとできる。中粒から粗粒で主に角閃石と斜長石からなり青黒く多少の片理を持っている。比重の高い欠点はあるが西日本では広く砕石として使われている。角閃岩
(amphibolite から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 15:50 UTC 版)
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角閃岩 (かくせんがん、amphibolite, hornblende schist)は、普通角閃石(hornblende)と斜長石(plagioclase)を主成分とする変成岩。塩基性の火成岩が変成作用を被ったとされる岩石。鉄ばん柘榴石を含むものはザクロ石角閃岩という。
なお、普通角閃石を主成分とする火成岩は、角閃石岩という。
参考文献
- 坪井誠太郎 『岩石学I』(岩波全書 91、1950年)
- 都城秋穂、久城育夫 『岩石学II-岩石の性質と分類』(共立全書 205)
- 都城秋穂、久城育夫 『岩石学III-岩石の成因』(共立全書 214)
- 黒田吉益、諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』(共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5)
- 豊遙秋、青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』(保育社、1996年、 ISBN 4-586-31040-5)
関連項目
外部リンク
- 角閃岩(地質標本館)
- amphiboliteのページへのリンク