Windows 7のバグ疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 06:39 UTC 版)
「CHKDSK」の記事における「Windows 7のバグ疑惑」の解説
Windows 7の正式リリース前、InfoWorld(英語版)はCHKDSKにメモリリークがあるという疑惑を報告した。この報告によると、chkdsk /rコマンドがメモリを最大まで消費してシステムをクラッシュさせる、とのこと。Infoworldのランドール・C・ケネディ (Randall C. Kennedy) は情報の出所を「様々なWeb情報源」とし、彼のテストでもメモリの消費が90%以上に達したものの、クラッシュまでには至らなかったとした。それにもかかわらず、ケネディはメモリの消費を重大なバグとみなして、Windows 7のリリース計画を狂わせるつもりだったのかマイクロソフトを冷笑的に非難した。 Neowin(英語版)のトム・ウォーレン (Tom Warren) はケネディのメモリリーク疑惑の意見を却下した。マイクロソフトのスティーブン・シノフスキー (Steven Sinofsky) は、マイクロソフトではクラッシュを再現できなかったことに加え、大量のメモリ消費はパフォーマンスを向上するための仕様上の動作でありメモリリークではないと回答した。ZDNetのエド・ボット (Ed Bott) はケネディによるテストでの指摘について、クラッシュは発生しないことを観測したとレビューした。chkdsk /rについて補足すると、設計上、Windowsのオンライン中ではシステムドライブには実行できないようになっている。ボットは「それは恐らくバグではなく機能であって、またこの方法でシステムがクラッシュすることは非常に稀であり完全に回避可能である。」と結論づけた。
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