Visualization Toolkit
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 14:04 UTC 版)
Visualization Toolkit(VTK)は、3Dコンピュータグラフィックス・画像処理・可視化のための、自由に利用可能なオープンソースソフトウェアである。VTKは、C++クラスライブラリと、複数のインタプリタ型インターフェイスレイヤから構成される。インターフェイスレイヤは、Tcl・Java・Pythonをサポートする。VTKの実装と拡張を行なっているのはKitware株式会社であり、彼らは、VTKに対する専門的なサポートとコンサルティングを行っている。VTKは、以下に示す多様な種類の可視化アルゴリズムをサポートしている。例えば、スカラ・ベクタ・テンソル・テクスチャ・容積法などである。さらに、陰関数モデリング・ポリゴン数減少・メッシュ平滑化・カッティング・等値面分割・ドロネーの三角分割といった、先進的なモデリング手法もサポートしている。VTKは広範にわたる情報可視化フレームワーク、3Dインタラクションのためのウィジェット一式を有し、並列プログラミングをサポートし、そして、Qt や TkといったさまざまなGUIツールキットのデータベースを統合している。VTKはクロスプラットフォームであり、Linux, Windows, Mac OS及びUNIX上で動作する。さらにVTKは、対話的な3次元操作のためのウィジェット・2次元/3次元空間における注釈付け・並列計算のための付随的なサポートを有している。VTKのコア部分はC++で実装されているので、ユーザは、自身のアプリケーションにVTKの様々なオブジェクトを統合してビルドする必要がある。VTKはPython, Java, Tclに対するコア部分のラッパーを提供しているため、これらのインタプリタ言語を使ってVTKのアプリケーションを書くことも可能である。
- ^ “VTK 8.1.0 | The kitware Blog” (英語). 2018年4月14日閲覧。
- ^ Home page of ParaView
- ^ MayaVi Homepage
- ^ OsiriX- About
- ^ Sandia Titan webpage
- 1 Visualization Toolkitとは
- 2 Visualization Toolkitの概要
- 3 歴史
- 4 関連項目
- 5 参考文献
- 6 外部リンク
VTK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 03:04 UTC 版)
シーングラフのvtkViewNodeを持っている。ParaView、OsiriX、3DSlicer(英語版)などに使われている。オープンソース。BSDライセンス。
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