VL10U形(ВЛ10У)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 19:15 UTC 版)
「ソ連運輸省VL10形電気機関車」の記事における「VL10U形(ВЛ10У)」の解説
粘着力を増加させるため、重りとなるインゴットを装備し車両重量を増やした形式。それに伴い車軸の強化をはじめとする台車の仕様変更が行われた他、VL10U-583以降はメンテナンスの安全性向上を目的に蓄電池が床下へと移設された。車体構造や運転台の部品、主要機器などはVL10形の他、VL80形やVL11形(ロシア語版)と共用が可能である。 1974年にVL10形のうち3両が上記の改造を受けて試験運転を行ったのち、1976年から量産が行われ3両についてもVL10U形に編入された。ソ連崩壊後も長期に渡って製造が続き、2005年にアゼルバイジャン鉄道向けに製造された2両(1031・1032)まで979両がトビリシ車両工場とノヴォチェルカッスク電気機関車工場で製造された。 VL10U-060 VL10U-337 VL10U-629 VL10U-902
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