VART研究(千葉大学)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:01 UTC 版)
「ディオバン事件」の記事における「VART研究(千葉大学)」の解説
日本人の本態性高血圧患者1,021例(92施設)を対象に、バルサルタン治療群(V群)とアムロジピン治療群(A群)に振り分け、PROBE法にて3.4年(平均値)追跡調査した。主要評価項目は全死亡、突然死、脳血管イベント、心イベント、血管イベント、腎イベントであった。 血圧の推移は(ベースライン時→試験終了時)、V群:158/93→135/80mmHg、A群:158/94→135/80mmHgと両群に違いは見られなかった。主要評価項目も、V群:21例(4.1%)、A群:21例(4.1%)と、両群間差は見られなかった(HR 1.0;95%CI 0.57~1.97, p=0.843)。副次的評価項目である左室筋重量係数(LVMI)(p<0.05)、血中ノルアドレナリン低下量(p<0.01)、尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)(p<0.0001)においてp値が0.05を下回った。
※この「VART研究(千葉大学)」の解説は、「ディオバン事件」の解説の一部です。
「VART研究(千葉大学)」を含む「ディオバン事件」の記事については、「ディオバン事件」の概要を参照ください。
VART研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:01 UTC 版)
千葉大学の調査報告によると、副次項目データの脱落率が60%~80%と異常に高く、当該試験結果に対する科学的信頼性は低い上、脱落は複数の副次項目においてV群に有利に、A群には不利に働いている傾向が見られた。 UACRについてはそもそも統計手法が間違っており、原データと論文のグラフも一致せず、36ヶ月時点ではp<0.05ですらなかった。
※この「VART研究」の解説は、「ディオバン事件」の解説の一部です。
「VART研究」を含む「ディオバン事件」の記事については、「ディオバン事件」の概要を参照ください。
- VART研究のページへのリンク