USS Corsair (SS-435)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > USS Corsair (SS-435)の意味・解説 

コルセア (潜水艦)

(USS Corsair (SS-435) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 05:26 UTC 版)

艦歴
発注
起工
進水 1946年5月3日
就役 1946年11月8日
退役 1963年2月1日
その後 スクラップとして廃棄
除籍
性能諸元
排水量 1,570トン
全長 311 ft 9 in (95 m)
全幅 27 ft 3 in (8.3 m)
吃水 15 ft 3 in (4.6 m)
機関
最大速 20ノット (37 km/h)
乗員 士官、兵員76名
兵装 5インチ砲1門、
21インチ魚雷発射管10門

コルセア (USS Corsair, SS-435) は、アメリカ海軍潜水艦テンチ級潜水艦の一隻。艦名の原義は海賊または私掠船を指す。カリフォルニア海域に生息する複数種のメバル科は通称としてCorsairと呼ばれるものがある。その名を持つ艦としては2隻目。

艦歴

コルセアはコネチカット州グロトンジェネラル・ダイナミクスエレクトリック・ボート社で起工する。1946年5月3日にO・M・ハストヴェット夫人によって命名、進水し、1946年11月8日に艦長A・S・ファーマン中佐の指揮下就役、大西洋艦隊に合流した。

公試でハバナパナマトリニダードリオデジャネイロを訪問した後、コルセアは第8潜水戦隊に配属されコネチカット州ニューロンドンを拠点として活動、訓練に従事した。1947年6月にエレクトリック・ボートで新型の聴音装置が装着される。1947年7月31日に掃海艇チウィンク (USS Chewink, AM-39) をニューロンドン沖で魚雷発射テストにより海没処分した。

コルセアは1947年11月15日からニューロンドンの潜水艦学校での任務に就き、カリブ海への巡航を何度か行う。1949年4月に第2潜水艦開発部隊に配属される。7月18日に部隊と共にニューロンドンを出航し、北アイルランドイギリスポーツマス北極海へと向かう。8月26日に僚艦のコチーノ (USS Cochino, SS-345) がバッテリーの爆発事故で沈没し、コチーノの乗組員は悪天候の中タスク (USS Tusk, SS-426) によって救出された。部隊はニューブランズウィック州セントジョンに寄港し、2名が病院に運ばれた。コルセアは9月15日にニューロンドンに帰還し、部隊と共に沿岸での作戦活動を継続した。部隊の任務にはポーツマスの音響研究所の実験、大規模潜水艦演習、1952年10月27日から11月24日までの北海での活動が含まれた。この間に部隊はアイスランドレイキャビクを訪問している。

コルセアは1954年3月に開発部隊の任務を離れ、「限定就役」状態に入る。ニューロンドン沖での活動を継続し、潜水艦学校の訓練を行った。また、予備役訓練巡航を行い、カリブ海での訓練、グアンタナモ湾での艦隊訓練グループとの作戦活動を行った。1959年の夏にはインランド・シー作戦に参加し、新たに開通したセントローレンス海路を通過し、開通記念式典に参加した。その後ニューロンドンからの作戦活動を再開した。

コルセアは1963年2月1日に退役し、同年スクラップとして廃棄された。

関連項目

外部リンク


「USS Corsair (SS-435)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「USS Corsair (SS-435)」の関連用語

USS Corsair (SS-435)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



USS Corsair (SS-435)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコルセア (潜水艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS