UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 決勝とは? わかりやすく解説

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UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 決勝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 15:44 UTC 版)

UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 > UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 決勝
UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 決勝
大会名 UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25
開催日 2025年5月31日 (2025-05-31)
会場 フースバル・アレーナ・ミュンヘン(ミュンヘン)
最優秀選手 デジレ・ドゥエ[1]
主審 イシュトヴァーン・コヴァーチ[2]
観客数 64,327人[3]
天気 晴れ時々曇り
気温:24 °C (75 °F)
湿度:47%[4]
2024
2026 →

UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 決勝は、UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25の決勝戦であり、70回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である。2025年5月31日ドイツミュンヘンフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われ、パリ・サンジェルマンが初優勝を果たした。

パリ・サンジェルマンはUEFAヨーロッパリーグ 2024-25王者と対戦する2025 UEFAスーパーカップの出場権の他、UEFAサッカー連盟を代表して、2025年12月に開催されるFIFAインターコンチネンタルカップ2025決勝と、2029年6月から7月に開催されるFIFAクラブワールドカップ2029の出場権を獲得した。

試合前

パリ・サンジェルマン2020年以来2度目の決勝進出。その決勝ではバイエルン・ミュンヘンに敗れたため初優勝を狙う。その他UEFA主要大会ではUEFAカップウィナーズカップ 1995-96で優勝を果たしたものの、連覇を狙った翌年の1997年には準優勝に終わっている[5]。優勝すればフランス勢としてオリンピック・マルセイユ以来2チーム目、また同国史上初のトレブルの可能性を残す[6]

インテル・ミラノは7度目のUCL決勝進出。2010年にはイタリア勢最後の優勝かつ同国史上唯一のトレブルを達成しているが、逆に敗れた3大会では全て対戦相手がトレブルを決定したというジンクスもある。その他欧州クラブコンペティションではUEFAカップ/ヨーロッパリーグ決勝に5度出場し3度優勝。またヘンリク・ムヒタリアン2017年マンチェスター・ユナイテッドでUELを、2022年ASローマUEFAカンファレンスリーグを制しており、この試合に勝利すればUEFAのクラブ3大大会をすべて異なるチームで優勝した初のプレイヤーとなる[注釈 1]

両者は過去に公式戦での対戦がない。非公式戦では5度の対戦があり、直近では2023年のプレシーズンに東京の国立競技場で激突、2-1でインテルが勝利した[7]

チーム

次の表は、1992年までのチャンピオンズカップ時代を含む。

チーム 以前の決勝戦出場(太字は優勝)
パリ・サンジェルマン 1 (2020)
インテル 6 (1964, 1965, 1967, 1972, 2010, 2023)

試合会場

決勝戦が行われたフースバル・アレーナ・ミュンヘン

2019年9月24日にリュブリャナで開催されたUEFAの理事会にて、フースバル・アレーナ・ミュンヘン2022年のUCL決勝開催地に選出された[8]。過去に1度、2012年の会場となっている。

しかしヨーロッパにおける新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けミュンヘンは2023年の会場へと変更、さらに同じくCOVID-19の流行により延期していたアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥでの開催が2023年となり、ミュンヘンは2025年へと再度変更された[9][10]

決勝戦までの道のり

  • (H):ホームゲーム、(A):アウェーゲーム

注: 以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している。

パリ・サンジェルマン ラウンド インテル
対戦相手 結果 リーグフェーズ 対戦相手 結果
ジローナ 1-0 (H) 第1節 マンチェスター・シティ 0-0 (A)
アーセナル 0-2 (A) 第2節 ツルヴェナ・ズヴェズダ 4-0 (H)
PSV 1-1 (H) 第3節 ヤングボーイズ 1-0 (A)
アトレティコ・マドリード 1-2 (H) 第4節 アーセナル 1-0 (H)
バイエルン・ミュンヘン 0-1 (A) 第5節 RBライプツィヒ 1-0 (H)
ザルツブルク 3-0 (A) 第6節 バイエル・レバークーゼン 0-1 (A)
マンチェスター・シティ 4-2 (H) 第7節 スパルタ・プラハ 1-0 (A)
シュトゥットガルト 4-1 (A) 第8節 モナコ 3-0 (H)
リーグフェーズ15位
チーム
13 ミラン 8 15
14 PSV 8 14
15 パリ・サンジェルマン 8 13
16 ベンフィカ 8 13
17 モナコ 8 13
最終順位 リーグフェーズ4位
チーム
2 バルセロナ 8 19
3 アーセナル 8 19
4 インテル 8 19
5 アトレティコ・マドリード 8 18
6 バイエル・レバークーゼン 8 16
対戦相手  結果 第1戦 第2戦 ノックアウトフェーズ 対戦相手  結果 第1戦 第2戦
ブレスト 10-0 3-0 (A) 7-0 (H) プレーオフ ラウンド16に直接進出
リヴァプール 1-1
(4-1 p)
0-1 (H) 1-0(延長)(A) ラウンド16 フェイエノールト 4-1 2-0 (A) 2-1 (H)
アストン・ヴィラ 5-4 3-1 (H) 2-3 (A) 準々決勝 バイエルン・ミュンヘン 4-3 2-1 (A) 2-2 (H)
アーセナル 3-1 1-0 (A) 2-1 (H) 準決勝 バルセロナ 7-6 3-3 (A) 4-3(延長) (H)

試合

結果

パリ・サンジェルマン
インテル
GK 1 ジャンルイジ・ドンナルンマ
RB 2 アクラフ・ハキミ 90分
CB 5 マルキーニョス
CB 51 ウィリアム・パチョ
LB 25 ヌーノ・メンデス 78分
CM 87 ジョアン・ネヴィス 84分
CM 17 ヴィティーニャ
CM 8 ファビアン・ルイス 84分
RF 14 デジレ・ドゥエ 65分 66分
CF 10 ウスマン・デンベレ
LF 7 フヴィチャ・クヴァラツヘリア 84分
サブメンバー
GK 39 マトヴェイ・サフォノフ
GK 80 アルナウ・テナス
DF 3 プレスネル・キンペンベ
DF 21 リュカ・エルナンデス 78分
DF 35 ルーカス・ベラウド
MF 19 イ・ガンイン
MF 24 セニー・マユル 84分
MF 33 ワレン・ザイール=エムリ 84分
FW 9 ゴンサロ・ラモス 84分
FW 29 ブラッドリー・バルコラ 66分
FW 49 イブラヒム・エンバイェ
監督
ルイス・エンリケ
GK 1 ヤン・ゾマー
CB 28 バンジャマン・パヴァール 53分
CB 15 フランチェスコ・アチェルビ 71分
CB 95 アレッサンドロ・バストーニ
RM 2 デンゼル・ダンフリース
CM 23 ニコロ・バレッラ
CM 20 ハカン・チャルハノール 70分
CM 22 ヘンリク・ムヒタリアン 62分
LM 32 フェデリコ・ディマルコ 53分
CF 9 マルクス・テュラム 69分
CF 10 ラウタロ・マルティネス
サブメンバー
GK 12 ラッファエーレ・ディ・ジェンナーロ
GK 13 ジョゼップ・マルティネス
DF 6 ステファン・デ・フライ
DF 30 カルロス・アウグスト 62分
DF 31 ヤン・ビセック 53分 62分
DF 36 マッテオ・ダルミアン 62分
MF 7 ピオトル・ジエリンスキ
MF 16 ダヴィデ・フラッテージ
MF 21 クリスティアン・アスラニ 70分
MF 59 ニコラ・ザレフスキ 56分 53分
FW 8 マルコ・アルナウトヴィッチ
FW 99 メフディ・タレミ
監督
シモーネ・インザーギ 58分


マン・オブ・ザ・マッチ
デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)[1]

副審
ミハイ・マリカ[2]
フェレンツ・トゥニョギ[2]
第4審判
ジョアン・ピニェイロ英語版[2]
リザーブ副審
ブルーノ・ジェズス[2]
VAR
デニス・ヒグラーオランダ語版[2]
AVAR
カタリン・ポパイタリア語版[2]
VARサポート
ポル・ファン・ブーケル英語版[2]

試合ルール

  • 試合時間は90分。
  • 90分終了後同点の場合、30分の延長戦が行われる。
  • 120分終了後同点の場合、PK戦で勝敗が決定される。
  • 控えは12名。
  • 最大5人まで交代可能。延長戦においては追加の6人目の交代が可能[注釈 2]

試合展開

PSGはFWウスマン・デンベレが最前線中央に入り、FWフヴィチャ・クヴァラツヘリア・FWデジレ・ドゥエとの3トップを形成。平均年齢が25歳96日と、21世紀のCL決勝では最も若い先発メンバーとなった。インテルはバンジャマン・パヴァールが負傷から復帰し、ヤン・アウレル・ビセックに代わって先発。こちらはGKヤン・ゾマー(35歳)・MFヘンリク・ムヒタリアン(36歳)・DFフランチェスコ・アチェルビ(37歳)の3名がスタメン入りし、35歳以上のメンバーが3人先発するのは史上初となった。

開始後からPSGが強い圧力をかけ試合の主導権を握る。12分にゴール左でボールを受けたドゥエの折り返しをDFアクラフ・ハキミが流し込んで先制点を挙げると、20分にはカウンター攻撃からデンべレのパスを受けたドゥエが右足でシュートを決め、2点のリードとなる。2-0のまま後半に入るとインテルが攻勢に出るも得点は奪えず、PSGがカウンター攻撃でゴールに迫る。63分にドゥエがこの日2点目を挙げると、73分にクヴァラツヘリア、86分に途中出場のセニー・マユルと次々と得点を重ね、試合終了。PSGが5-0で勝利し、チャンピオンズリーグ初優勝を達成した[11][12]

統計

試合後

  • 5点差はCL決勝史上最大の得点差となった。
  • PSGはチャンピオンズリーグ初優勝。同年のリーグ・アン、クープ・ドゥ・フランスも制覇しており、史上9クラブ目、フランスのクラブとして史上初のトレブル達成となった
  • PSG監督ルイス・エンリケは2014-15シーズンにバルセロナをトレブルに導いており、ジョゼップ・グアルディオラ[14]に続き、異なる2クラブでトレブルを達成した史上2人目の監督となった[15]
  • マン・オブ・ザ・マッチには2ゴール1アシストを記録したPSGのFWデジレ・ドゥエが選ばれた[16]。CL決勝で1試合2得点を挙げたのは2017-18シーズンガレス・ベイル(レアル・マドリード)以来史上6人目[17]。得点とアシストを同時に記録したのは、2013-14シーズンクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)以来史上6人目[18]。3得点に直接関与したのは史上初となる。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ UEFAカップウィナーズカップ時代に9人、UEFAカンファレンスリーグ時代にエメルソン・パルミエリの計10人が3大会制覇を成し遂げているが、異なる3クラブで達成した選手はいない。
  2. ^ 交代回数は3回までで、延長戦に入ると4度目の交代が可能。ただしハーフタイムと延長戦開始時・延長戦ハーフタイムでの交代は回数に含めない。

出典

  1. ^ a b Désiré Doué named official 2025 UEFA Champions League final Player of the Match” (英語). UEFA (2025年5月31日). 2025年6月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Referee teams for 2025 UEFA club competition finals announced”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2025年5月12日). 2025年5月12日閲覧。
  3. ^ Full Time Report Final - Saturday 31 May 2025” (英語). UEFA (2025年5月31日). 2025年6月1日閲覧。
  4. ^ Tactical Line-ups Final - Saturday 31 May 2025” (英語). UEFA (2025年5月31日). 2025年6月1日閲覧。
  5. ^ Stokkermans, Karel (2000年1月26日). “European Cup Winners' Cup”. RSSSF. 2025年5月23日閲覧。
  6. ^ Stokkermans, Karel (2020年4月2日). “European Champions' Cup”. RSSSF. 2011年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月23日閲覧。
  7. ^ PSG vs. Inter: the Champions League final is set”. Inter.it. Inter Milan (2025年5月8日). 2025年5月24日閲覧。
  8. ^ “Champions League final hosts announced for 2021, 2022 and 2023”. Union of European Football Associations. (2019年9月24日). https://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/0255-0e99f55f1d05-6273cba59e7c-1000--champions-league-final-hosts-for-2021-2022-2023-and-2024/ 2025年5月24日閲覧。 
  9. ^ “Venues appointed for club competition finals”. Union of European Football Associations. (2021年7月16日). https://www.uefa.com/news-media/news/026b-12c542441355-1c2040c5e54b-1000/ 2025年5月24日閲覧。 
  10. ^ “UEFA competitions to resume in August”. Union of European Football Associations. (2020年6月17日). https://www.uefa.com/news-media/news/025e-0fb6101cfdbf-8b878372d79d-1000--uefa-competitions-to-resume-in-august/ 2025年5月24日閲覧。 
  11. ^ [[1]]
  12. ^ [[2]]
  13. ^ a b c Team statistics”. UEFA (2025年5月31日). 2025年6月1日閲覧。
  14. ^ バルセロナ(2010-11シーズン)とマンチェスター・シティ(2022-23シーズン)で達成
  15. ^ UEFA.com. “The official website for European football” (英語). UEFA.com. 2025年6月7日閲覧。
  16. ^ UEFA.com. “The official website for European football” (英語). UEFA.com. 2025年6月7日閲覧。
  17. ^ UEFA.com (2025年5月31日). “Champions League final records and statistics | UEFA Champions League 2023/24” (英語). UEFA.com. 2025年6月7日閲覧。
  18. ^ PSG youngster Doue makes Champions League final history”. FotMob (2025年6月1日). 2025年6月7日閲覧。

外部リンク




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