ティー‐エム‐ディー‐エス【TMDS】
TMDS
読み方:ティーエムディーエス
TMDSとは、ディスプレイとビデオカードとの間でデジタル映像信号を伝送するために利用される伝送方式のうち、グラフィックス関連機器の業界団体であるVESA(Video Electronics Standards Association)によって標準化された方式のことである。
TMDSでは、「リンク」と呼ばれる単位に4本のチャネルがまとめられて使用されている。4つのチャネルはそれぞれ、映像信号をRGBに各1チャネル、およびクロック周波数を同期するための信号に1チャネル割り当てられている。
TMDSは、Silicon Imageが開発したシリアル伝送方式である「PanelLink」をベースとして開発されたもので、DVI(Digital Visual Interface)方式やHDMI(High-Definition Multimedia Interface)方式などで採用されている。現在、ディスプレイ関連の伝送技術としてはTMDSが最も一般的に利用されている。
なお、TMDSと同様にディスプレイ関連のデータ伝送技術としては、ソニーが開発したGVIF(Gigabit Video Interface)方式や、National Semiconductor社が開発したLVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式などがある。
参照リンク
Silicon Image - Technologies - (英文)
Transition Minimized Differential Signaling
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 07:00 UTC 版)
Transition Minimized Differential Signaling (TMDS)(参考訳: 遷移数最少差動信号伝送方式) は、 VESA(Video Electronics Standards Association)によって標準化された デジタル映像信号の伝送方式。
映像信号を、 RGB各1チャンネルと クロック同期用1チャンネルの 計4チャンネルを差動信号として、ディスプレイやテレビなどに伝送する。
Silicon Image社が開発したシリアル伝送方式である「PanelLink」をベースとして開発された。 TMDSは、パソコンのディスプレイ用のDVIや、テレビ用のHDMIなどで採用されている。
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