Tetramethyl orthosilicateとは? わかりやすく解説

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テトラメトキシシラン

分子式C4H12O4Si
その他の名称Tetramethoxysilane、Orthosilicic acid tetramethyl ester、Tetramethyl orthosilicate、テトラメチルオルトシリカート、Silicic acid tetramethyl ester、Orthosilicic acid tetramethyl、Silicic acid tetramethyl
体系名:オルトけい酸テトラメチル、テトラメトキシシラン、けい酸テトラメチル


オルトケイ酸テトラメチル

(Tetramethyl orthosilicate から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/29 08:43 UTC 版)

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オルトケイ酸テトラメチル
識別情報
CAS登録番号 681-84-5
PubChem 12682
特性
化学式 SiC4H12O4
モル質量 152.25
外観 無色透明の液体
密度 1.032
融点

4-5 °C

沸点

121–122 °C

への溶解度 有機溶媒
危険性
主な危険性 有毒
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

オルトケイ酸テトラメチル化学式がSi(OCH3)4化合物である。英語名のTetramethyl orthosilicateを略してTMOSとも呼ばれる。

この分子はSiO44-イオン (オルトケイ酸イオン) に4つのメチル基を付加したような構造をしている。オルトケイ酸テトラエチル (TEOS) と基本的な性質が似ており、加水分解時にTMOSが出すメタノールはTEOSが出すエタノールよりも毒性が高いため、TMOSよりもTEOSがよく使われている。

オルトケイ酸テトラメチルは水と反応してSiO2 (二酸化ケイ素) になる。

Si(OCH3)4 + 2 H2O → SiO2 + 4 CH3OH

オルトケイ酸テトラメチルはゾルゲル法によるシリカゲルの作製に使われる。有機合成化学においてはケトンアルデヒドアセタールに変化させる際に使われてきた[1]。毒物及び劇物取締法により毒物に指定されている[2]。また消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する[3]

安全性

Si(OCH3)4は水と反応して不溶性のSiO2を生じるため、目に入ると視力低下を起こす恐れがある。

出典・参考文献

  1. ^ Sakurai, H. "Silicon(IV) Methoxide" in Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis 2001 John Wiley & Sons. doi:10.1002/047084289X.rs012
  2. ^ 毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第一条 五の二
  3. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)


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