TKIP
Temporal Key Integrity Protocol
WEPの欠点をなくしてよりセキュリティを強化した無線LANのデータリンクの暗号化技術。WEPには平文ヘッダーの先頭部分が予測可能なことを利用したFMSアタックや重複したIVを利用した解読、総当たり攻撃等の欠点があったが、TKIPでは、IVを2倍のサイズの48ビットに拡張して、カウンタとして利用する。また、MIC鍵を利用して、IVや鍵をシャッフルして用いるほか、脆弱性をなくしている。Temporalという言葉にあるように、無線LANのセキュリティに対する臨時の対応で、WEPからのファームウエアアップデートによって対応する製品も多い。TKIPはWPAなどの標準に含まれるが、今後はAESなどの暗号化も考慮されている。
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