THXへの評価
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ゴールデンラズベリー賞 第19回ゴールデンラズベリー賞にて「鼓膜が破れるほどうるさい殺傷兵器並の音響効果」として、最低作品傾向賞のノミネートを受けた。 クリアマウンテンによる改善 2008年ボブ・クリアマウンテンが映画「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」の音響をプロデュースした際、THXシステムを完備する上映館で同作を鑑賞した監督のマーティン・スコセッシから「音が汚く聴こえる」と相談を受けた。もともと劇場用のTHX再生機器には、スクリーン裏に設置されたスピーカーの発する音声がスクリーンを透過する際レヴェルが下がる高域を補うためのイコライザー(Xカーヴ)が組み込まれているが、この補正範囲を超えて「高域が痩せ、中域ばかり目立つ」という結果になっていたのである。クリアマウンテンは映画館で使われていたTHX認証スピーカーとスタジオ用モニターの特性の違いが原因である事を突き止め、適正化するためにTHX劇場に機材を持ち込み独自の劇場用イコライザー処理を行った。
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