StealthNetとは? わかりやすく解説

StealthNet

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 08:41 UTC 版)

StealthNet Anonymous File Sharing
動作中の様子
作者 Lars Regensburger & Planet Peer Team
最新版
プログラミング
言語
C#
対応OS .NET: Windows
Mono: Linux, Mac OS X
FreeBSD
サイズ 2 MB
対応言語 日本語 , 英語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, スペイン語, トルコ語, スウェーデン語
種別 匿名ファイル共有ソフト
ライセンス GNU GPL
公式サイト StealthNet.de/en_index.php[リンク切れ]
テンプレートを表示

StealthNetとはRShareネットワークを用いてファイル共有を可能とするP2Pファイル共有ソフトウェアである。開発言語はC#であり、動作には.NET Framework 2.0以上が必要。数多くのプラットフォームで動作することができる。オープンソースで開発されていたが現在は終了している。

概要

RShareクライアントは直接接続を決して行わない。ファイル転送はいくつかのノードを中継して行われる。 送信者と受信者のIPアドレスは秘匿され、代わりにRShare IDが使用される。また、RShare IDからIPへ変換することは不可能であり、RShareのノード間でやり取りされるデータは暗号化されている。RShare IDは、ISPであっても解析することは出来無いとされている。

特徴

  • スウォーミング機能(複数のノードから同時にダウンロードすること)
  • レジューム機能
  • リアルタイムでファイル・フォルダを追加・削除する機能
  • 多言語対応
  • 検索機能(拡張子別なども可能)
  • AES 128bitによってノード間の通信は暗号化される。(鍵交換はRSA1024bitで行われる)
  • ハッシュアルゴリズムはSHA-512を採用
  • 多重ダウンロードが可能
  • 複数OS対応

仕様

  • ネットワーク: RShare
  • 目的: 匿名P2Pネットワーク
  • ノード数: 不特定
  • プロトコル: TCP
  • 暗号化方法: ノード間暗号化(Point-to-Point) RSA公開鍵暗号+AES共通鍵暗号(Rijndael)
  • ブートストラッピング(初期ノード情報取得方法): WebCaches
  • ノード接続数: 10以上
  • 利用IPアドレス数: 200以上
  • スーパーノード: なし
  • コンテンツキャッシュ: なし

秘匿性と匿名性

2014年12月の時点では、StealthNetの通信内容の秘匿性やファイル提供者の匿名性を脅かす解析ソフトやクローラなどは公開されていない。

非公式版の存在

2010年2月には、ダウンロードソフト板の利用者によって、0.8.7.3を元にした非公式日本語版が作られた。 また、その後のアップデートで公式版とは違う仕様を一部持っている。

関連項目

外部サイト





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「StealthNet」の関連用語

StealthNetのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



StealthNetのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのStealthNet (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS