SCB-27改装の位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 20:38 UTC 版)
「SCB-27」の記事における「SCB-27改装の位置づけ」の解説
SCB-27A/27C改装はあくまでジェット機を運用できるようにするための応急的なもので、いわば近代化の過渡期として位置づけられており、より徹底した“究極”な改装("Ultimate" Reconstruction)が計画されていた。長距離核攻撃任務を遂行できる超大型空母「ユナイテッド・ステーツ」級の建造が計画され、エセックス級も同様な任務に対応させるためである。大改装を実施する対象として「フランクリン」と「バンカーヒル」が選ばれ、1947年2月からモスボール状態で保管されていた。しかしユナイテッド・ステーツ級の建造は1949年に中止され、前述のとおり核兵器の搭載・運用はSCB-27C改装艦でも可能となり、結局この大改装計画は立ち消えとなってしまった。 その後、SCB-27改装対象艦には追加改装としてSCB-125とSCB-144が実施された。なお、SCB-27改装対象艦以外に対してはヘリコプター揚陸艦(LPH)とするための改装(詳細は「ボクサー級強襲揚陸艦」を参照)、「アンティータム」に対するアングルド・デッキ装備(導入のための試験として)が実施されている。
※この「SCB-27改装の位置づけ」の解説は、「SCB-27」の解説の一部です。
「SCB-27改装の位置づけ」を含む「SCB-27」の記事については、「SCB-27」の概要を参照ください。
- SCB-27改装の位置づけのページへのリンク