S-210とは? わかりやすく解説

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モルスキシミド

分子式C16H20N2O3
その他の名称モルスキシミド、S-210、Morsuximide、モルホレプ、Morfolep、3-Methyl-1-[(4-morpholinyl)methyl]-3-phenyl-2,5-pyrrolidinedione、2-Methyl-N-(morpholinomethyl)-2-phenylsuccinimide、モルホレップ、Morpholep
体系名:3-メチル-1-[(4-モルホリニル)メチル]-3-フェニル-2,5-ピロリジンジオン、2-メチル-N-(モルホリノメチル)-2-フェニルスクシンイミド


S-210ロケット

(S-210 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/26 09:16 UTC 版)

S-210

S-210ロケット東京大学宇宙航空研究所(現JAXA宇宙科学研究所)が開発し、日産自動車航空宇宙事業部が製造した単段式で固体燃料を用いた観測ロケットである。

概要

安価な観測ロケットを目指すIX計画(Inexpensive計画)において電離層観測のために100km以上の高度性能をもつものとして開発されたのがS-210ロケットである。プロトタイプや南極仕様等のバリエーションが存在し、合計49機が打ち上げられた。

バリエーション

PT-210

S-210ロケットのプロトタイプ。PT-210の1号機が1966年昭和41年)春に2号機が1967年(昭和42年)夏に打ち上げられた。燃焼終了末期に機体に異常が発生したが、S-210 1号機では改善された。"PT"は"Performance Test"の略。

S-210

径210mmの汎用小型観測ロケットである。1969年(昭和44年)から1984年(昭和59年)まで鹿児島宇宙空間観測所から13機が打ち上げられた。

主要諸元
  • 全長:5,200mm
  • 直径:210mm
  • 全備重量:260kg
  • 到達高度:110km
  • ペイロード:40kg
  • 燃焼時間:17秒

S-210JA

S-210を南極用に仕様変更したもの。国立極地研究所によって昭和基地から31機が打ち上げられた。"JA"は"Japanese Antarctic"の略。

主要諸元
  • 全長:5,270mm
  • 直径:210mm
  • 全備重量:260kg
  • 到達高度:130km
  • ペイロード:20kg

TT-210

N-Iロケット運用初期にレーダ追尾系の総合的機能の確認を目的として、S-210にN-Iロケット用レーダトランスポンダを搭載し開発された。宇宙開発事業団 (NASDA) によって1975年(昭和50年)から1976年(昭和51年)にかけて3機が打ち上げられた。より高機能なTT-500ロケットの運用開始に伴い運用を終了した。

主要諸元
  • 全長 : 5,300 mm
  • 直径 : 210mm
  • 全備質量 : 260 kg
  • 到達高度 : 114 km
飛翔実績
号番 飛翔日時 (JST) 場所 目的
1号機 1975年 8月17日 15:00 種子島宇宙センター竹崎射場 レーダ追尾系の総合的機能の確認
2号機 1976年 1月27日 15:00 種子島宇宙センター竹崎射場 レーダ追尾系の総合的機能の確認
3号機 1976年 9月24日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場 レーダ追尾系の総合的機能の確認

関連項目

外部リンク


S-210

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/18 09:51 UTC 版)

Sロケット」の記事における「S-210」の解説

詳細は「S-210ロケット」を参照 1966年から1982年にかけて47打ち上げられた。南極昭和基地から電離層研究使用された。推薬としてブタジエン使用する事により、低温でも良好な性能発揮した仕様諸元 到達高度: 110 km 総重量: 300 kg 直径:0.21 m 全長: 5.2 m 燃焼時間: 17 s

※この「S-210」の解説は、「Sロケット」の解説の一部です。
「S-210」を含む「Sロケット」の記事については、「Sロケット」の概要を参照ください。

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