逆転学習
読み方:ぎゃくてんがくしゅう
学習訓練の途中、または学習完成後に課題の正負が逆転され、引続き訓練が行われるような学習。課題が弁別学習では、それまで正刺激であった刺激対象が負刺激に、それまで負刺激であった刺激対象が正刺激にされ訓練が続けられること。位置弁別課題の場合は、それまで報酬が与えられていた位置が無報酬に、無報酬であった位置に報酬が与えられるようになり訓練が続けられる。
逆転学習
読み方:ぎゃくてんがくしゅう
学習の途上または完成後に課題が逆転される場合、すなわち今まで正反応とされたものが誤反応、誤反応とされたものが正反応とされて訓練が続けられる場合の学習をいう。弁別学習と組みあわせて用いられることが多い。通常の(継時または同時)弁別学習は、基本的には条件づけの原理に従っている。たとえば条件づけられた正反応の消去抵抗は、獲得訓練試行数の単調増加関数である。したがって、弁別課題を途中で逆転することは、いかなる場合にもその分だけ学習の完成を遅らせる。この現象を負の転移(negative transfer)というが、これに反する2つの事実が明らかになった。第1は過剰訓練後の逆転学習であり、第2は系列逆転学習である。
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