RF SQUID
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:33 UTC 版)
「超伝導量子干渉計」の記事における「RF SQUID」の解説
RF SQUID はフォードの Robert Jaklevic, John J. Lambe, Arnold Silver, ジェームズ・エドワード・ジマーマン により1965年に発明された。交流ジョセフソン効果に基いておりジョセフソン接合は一つしか必要とされない。DC SQUID と比べれば感度は劣るが、安くでき少量生産するのも比較的容易である。もっとも基礎的な測定は生体磁気であり、極めて小さな信号でも RF SQUID により測定することが可能である。RF SQUID は共鳴タンク回路と誘導結合されている。外部印加磁場に依存して、SQUID の抵抗モード動作時にはタンク回路の実効インダクタンスが変化し、したがってタンク回路の共鳴周波数が変化する。この周波数を測定するのは容易で、回路内の負荷抵抗にかかる抵抗として現われる損失は印加磁束の周期 Φ0 の関数となる。正確な数学的説明については Erné et al. による原論文を参照されたい。
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