トリフルオロメタン
R23
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/05 14:35 UTC 版)
R23の肝は111°という革新的な広角バンクのエンジンにあった。このスペックを採用した最大の目的は、低重心化によるハンドリング性能向上であった。実際にコーナリングスピードはライバルを圧倒していたが、振動特性が足枷となって回転リミットが低く、最高出力も他チームに劣るものになってしまった。 しかし、この弱点が副次的に中速域トルクの増強、低燃費(=ピットストップ戦略の自由度が高まる、搭載重量が減らせる)といったメリットをもたらした。この集大成がハンガリーGPでのアロンソの初優勝である。 また、ルノーはシーズン中のテスト制限を受け入れる代わりに、金曜朝の特別走行枠への出走を選択。テストドライバーのアラン・マクニッシュを加えた3台体制で走行して、ミシュランタイヤのデータ収集に効果を挙げた。 シーズン後半戦はサイドポンツーン周辺をフェラーリ・F2003-GA風にシェイプアップしたR23Bを投入した。
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