QS-9000
QS-9000
アメリカの自動車メーカーが中心になって、1994年につくられた部品供給者(サプライヤー)のための品質システム規格である。とくにビック3CGM、フォード、クライスラー)は実質的にこの品質システム規格をクリアしているサプライヤーのみと取り引きすると宣言しているため、取り引きを希望する部品メーカーはこぞってこの認証を取得している。このシステムはIS09000の要求事項にプラスして自動車特有の要求が加わったもので、やはり第3者認証の仕組みが構築された。またEC諸国にも独自の規格が制定されはじめたので、99年にこれらを統合して、ISO TS16949という自動車センター規格が制定された。QS-9000はこの新しい規格に統合される予定である。
QS-9000
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 08:32 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動QS-9000とは、米国のビッグスリー(ダイムラー・クライスラー、フォード・モーター、ゼネラルモーターズ)が制定した、自動車産業における品質システム要求事項の規格である。
その内容は、ISO9001:1994に、自動車産業向けの特有要求事項を加えたものである。元となった規格ISO 9001:1994は改定され、ISO9001:2000が発行されているが、それにあわせて、ISO/TS16949:2002が発行された。 QS-9000は、2006年12月14日まで有効であるが、2006年12月15日以降は失効となる。
ダイムラー・クライスラー、ゼネラルモーターズは、QS-9000の第三者による認証取得を、取引条件としている。
構成
QS-9000第3版の構成は、次の通りである。
- 序文
- セクション| ISO 9000に基づく要求事項
- セクション|| 顧客固有の要求事項
- 附属書
- 用語集
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