プロトロンビン
血漿中に含まれるタンパク質の一種。体組織が破壊された際などに「トロンビン」へ変化し、血液凝固を起こす機能を持つ。プロトロンビンは非活性であり、プロトロンビン自体は血液を凝固させる機能を持たない。
2012年6月に、プロトロンビンの遺伝子に異常が見られる場合に血液凝固機能が異常にはたらき、血栓症を引き起こす危険が高いという研究成果が報告された。研究報告によれば、新たに確認された異常のあるプロトロンビンは、トロンビンに変化した後に凝固を抑制する物質との結合が見られず、血液凝固を過剰に促す効果があるという。
関連サイト:
Thrombosis from a Prothrombin Mutation Conveying Antithrombin Resistance - The New England Journal of Medicine
プロトロンビン【prothrombin】
血液凝固第II因子
英訳・(英)同義/類義語:blood coagulation factor II, prothrombin
血液中の血液凝固因子の一つで、別の血液凝固因子によって部分分解されトロンビンになる。
酵素タンパク質モチーフなど: | 血小板由来増殖因子 血小板第4因子 血液凝固第III因子 血液凝固第II因子 血液凝固第IV因子 血液凝固第IX因子 血液凝固第I因子 |
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