PiSiパッケージ管理システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 18:33 UTC 版)
「Pardus」の記事における「PiSiパッケージ管理システム」の解説
PiSi([ˈpiːsiː]; Packages Installed Successfully as Intended; トルコ語で「子猫」を意味する言葉でもあり、ヒョウの種名であるpardusに由来する本ディストリビューション名の駄洒落を意図している)はPardus用に開発されたパッケージ管理システムである。PiSiはPardusの初期バージョンでは使用されていたが、プロジェクトがDebianベースに移行するとAPTが選ばれたため放棄された。2011年9月19日にリリースされたPardus 2011.2は、PiSiを使用した最後のPardusリリースとなった。 PiSiは様々なパッケージ、ライブラリ、COMARタスクの依存関係を保存して処理する。PiSiの機能には以下のようなものがあった[要出典]: LZMA圧縮アルゴリズムの採用 Python製 パッケージソースはXMLとPythonによって記述 Berkeley DBで実装されたデータベースアクセス 低レベルなパッケージ操作(依存関係の解決)と高レベルなそれとを統合 アプリケーションやツールを構築するためのフレームワークアプローチ PiSiパッケージ管理機能を搭載した旧式Pardusのコミュニティフォークが存在し、それはPiSi Linuxと呼ばれている。PiSi Linuxの最新の安定版は1.2、最新の開発版は2.0 Beta 2となっている。 ローリングリリースのLinuxディストリビューションであるSolusのパッケージ管理システムであるeopkgは、PiSiをベースにして派生している。
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