NICAM方式技術概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 22:57 UTC 版)
「NICAM」の記事における「NICAM方式技術概要」の解説
モノラル信号との互換性を保つため、NICAM信号は音声キャリアの横の搬送波に載せられ送信される。これはFMやAMの通常音声信号はモノラル受信機でも独立して受信出来ると言うことである。 NICAM方式のステレオテレビ信号は、モノラル音声の互換信号または2〜3本の全く別の音声信号とも同時に送信出来る。別の音声信号のモードでは、多言語放送やその応用として国際線の機内映画(インフライト・エンターテインメント・システム)等でも使用される。このモードではユーザーが受信機の音声選択スイッチで聞きたいサウンドトラックを指定出来る。 これはPAL方式でのNICAMの周波数領域である。SECAM L方式では、NICAM音声はAM音声キャリアの前の5.85MHzで、映像帯域幅は6.5MHzから5.5MHzに縮小される。 NICAMでは現在、下記のモードがある。データストリームの3ビット領域を含むことによって、自動選択させることが出来る。 デジタルステレオ音声 1チャンネル 完全に異なるデジタルモノラル音声 2チャンネル デジタルモノラル音声 1チャンネルと、352kbit/sデータチャンネル 1チャンネル 704kbit/sデータチャンネル 1チャンネル 上記のうち、一般的に使用されているのは前者2つである。また将来さらに4つの選択肢が提案される可能性がある。
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