NAVICUS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/05 00:12 UTC 版)
株式会社NAVICUS(ナビカス)は、SNSマーケティング支援およびコミュニティ支援を事業とする日本の企業。東京都千代田区に本社を置く。社名は、日本語の「靡かす(なびかす)」と英語の「NAVIGATION(導く)」「CUSTOMER(顧客)」を組み合わせたもの。企業や地方自治体を対象に、SNSを活用した戦略コンサルティング、アカウント運用代行、SNS広告運用、社内担当者育成などのサービスを提供している。
創業当初からフルリモートを基本とする勤務体制を採用しており、全国各地に社員が在籍している。
2023年12月より株式会社PR TIMES(東証プライム上場)の子会社となった。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 株式会社NAVICUS |
| 英語名称 | NAVICUS Inc. |
| 種類 | 株式会社 |
| 設立 | 2018年7月6日 |
| 代表者 | 代表取締役 武内一矢 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田練塀町73 プロミエ秋葉原801 |
| 従業員数 | 約55名(2024年7月時点) |
| 資本金 | 10万円 |
| 上場区分 | 非上場(PR TIMESグループ傘下) |
| 事業内容 | SNSマーケティング支援、コミュニティ支援、地域プロモーション支援 |
| ウェブサイト | https://www.navicus.jp/ |
歴史
設立と初期
2018年7月、武内一矢が1人で設立。創業直後より企業のSNSマーケティング支援、特にゲーム業界や地方創生領域を中心に事業を展開した。設立1年後に東京・秋葉原にオフィスを構えた。
成長期
2021年4月、イセオサム氏を社外取締役として招聘した。
2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行う株式会社NAVICUS九州が設立され、武内一矢がCMOに就任した。
2023年7月時点で正社員55名体制となった。同年、「働きがいのある会社ランキング」(Great Place to Work® Institute Japan、小規模部門)において第27位に選出された。
PR TIMESグループ参画
2023年11月20日、株式会社PR TIMES(東証プライム:3922)の取締役会において、NAVICUSの株式70%を取得しグループ会社化することが決議された。株式譲渡実行日は2023年12月1日。なお、株式譲渡契約において2026年2月期終了後に残り30%を追加取得し完全子会社化することが定められていた。
近年の動向
2024年12月、コーポレートサイトを刷新した。2025年上半期において営業黒字を達成した。
事業内容
SNSマーケティング支援
メーカー・小売・ゲームなどの消費財関連企業を中心に、SNS戦略の設計・運用・分析を請け負う。提供サービスはSNSアカウントの目的設計・KPI設計・運用体制構築の支援、X(旧・Twitter)・Instagram・Facebook・TikTok・YouTubeなどの運用代行、広告運用、社内担当者育成、パフォーマンス分析・レポーティングなど。
地域プロモーション支援
地方自治体や地方企業を対象に、ふるさと納税プロモーション支援やSNSを活用した地域情報発信の支援を行っている。
コミュニティ支援
企業のオンライン・オフラインコミュニティの形成・運営支援を行う。ゲーム・エンタメ業界向けには社内に専門チーム「Doux(ドゥ)」を設置しており、Discordを活用したコミュニティ支援も手がけている。2025年7月には、国内最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2025」にDiscord社副社長・グローバル公共政策責任者のロス・ラジュネス氏と共同登壇した。
勤務体制
創業時より、社員が勤務場所を自由に選択できるフルリモート体制を採用している。フレックスタイム制、ワーケーション制度、副業・兼業制度を導入している。
「働きがいのある会社」(Great Place to Work® Institute Japan)に3年連続(2023年版・2024年版・2025年版)で認定されており、2023年版・2024年版においてはランキングベスト100に2年連続で選出された。2023年版では小規模部門(従業員数25〜99人)で第27位。
代表取締役 武内一矢
1985年、静岡県下田市生まれ。幼少期にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで2年間過ごした。海城学園高等学校、早稲田大学第二文学部卒業。
2009年、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営する株式会社オウケイウェイヴに入社し、SNSを活用したマーケティング企画やイノベーションセンター長としての開発チーム統括を担った。
2015年、株式会社ディー・エヌ・エーに入社し、SNSマーケティングチームの立ち上げに関わり、「逆転オセロニア」などのゲームタイトルのSNS戦略立案を担当した。2017年には株式会社トラストバンクに参画し、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」事業のマーケティング責任者を務めた。
2018年7月、NAVICUSを設立した。
主な取引実績
企業向けSNSマーケティング
サントリーホールディングス株式会社のX(旧・Twitter)公式アカウントに対して、投稿企画・キャンペーン運営・LINEアドバイザリー等の支援を複数年にわたり実施した。NAVICUSが制作した投稿は、通常の商品紹介投稿の平均インプレッション数(約24万)に対し平均34万インプレッションを記録し、エンゲージメント率も従来比+0.6ポイント(2023年5月実績)。2022年12月のキャンペーンではXトレンド1位を獲得した。
株式会社セブン銀行のX公式アカウントについては、戦略策定・ガイドライン作成・コンテンツ制作・運用代行を実施。投稿数を約75%に絞る一方、エンゲージメント数は約175%増加した(同社発表)。
このほか、株式会社講談社、日本テレビ放送網株式会社、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、株式会社SEGA、株式会社福岡放送(FBS)、日本郵便株式会社との取引実績が公開情報として確認されている。
地域プロモーション
長野県諏訪市のふるさと納税プロモーション支援においては、売上分析・商品情報整理・メールマガジン配信・アンバサダー施策・ふるさと納税ポータルサイト更新・特集記事制作などを実施。対象商品が「ふるさとチョイス」において5商品のランクイン(令和4年度実績)を記録した。
長野県歌『信濃の国』と公式ゆるキャラ「アルクマ」および株式会社バンダイナムコエンターテインメントのゲームタイトル「太鼓の達人プラス」とのコラボレーション施策では、コラボレーション企画・実行支援・グッズ企画・オフラインイベント運営を担当した。施策期間中に全曲中3位のプレイ数を記録し、地元メディア露出合計18件、イベント来場記念グッズ290個の配布が行われた。
関連会社
- 株式会社PR TIMES(親会社、東証プライム:3922):プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営
- 株式会社NAVICUS九州:九州を中心にWebマーケティング支援を行うグループ会社
脚注
参考文献
- PR TIMES プレスリリース「SNS運用支援にPR TIMESが参入 株式会社NAVICUSをグループ会社化」(2023年11月22日)
- NAVICUS公式サイト「会社概要」(https://www.navicus.jp/about/company/)
- 武内一矢「自己紹介エントリー」NAVICUS公式note(2024年11月)
- NAVICUS公式プレスリリース「CEDEC2025でDiscord社とNAVICUSがセッションを開催!」(2025年6月)
- NAVICUS会社紹介資料(Speaker Deck、取引実績・支援事例スライド)
- NAVICUS公式プレスリリース「フルリモート・フルフレックス制度を導入するNAVICUSが『働きがいのある会社』ランキングベスト100に入賞!」(2023年2月)
- NAVICUS中途採用ページ(https://www.navicus.jp/career/)
外部リンク
- NAVICUSのページへのリンク