mruby/c
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/13 01:16 UTC 版)
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作者 | 九州工業大学, しまねソフト研究開発センター |
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初版 | 2017年1月31日 |
最新版 |
3.3.1[1]
/ 2024年7月1日 |
リポジトリ |
github |
プログラミング 言語 | C言語, Ruby, mruby |
プラットフォーム | ARMアーキテクチャ, PSoC, PIC, ESP32 他 |
種別 | Ruby処理系 |
ライセンス | 3-Clause BSD License |
mruby/c(エムルビー・スラッシュ・シー)は、オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」を組み込みシステム向けに軽量化した「mruby」よりプログラム実行時に必要なメモリ消費量が少ないプログラミング言語処理系である。
概要
mruby/cは、Rubyの特徴を引き継ぎつつ、小さなワンチップマイコンでも動作するようコンパクトな実装である。国立大学法人九州工業大学(田中和明准教授)としまねソフト研究開発センターにより研究開発され、オープンソースライセンスの3条項BSDライセンスに基づきオープンソースとして公開されている。
特徴
- 高い開発生産性:Rubyの持つ生産性・表現力の高さを引き継ぐ。C言語と比べて短いステップで実装可能。
- 小さなマイコンで動作:省電力・OSを使わず高速起動。電池駆動を実現。
- コンカレントな動作:複数のプログラムを同時に実行可能。複数のプログラマが独立してコーディングが可能。
mrubyとmruby/cの比較
mruby/c | mruby | |
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メモリサイズ | < 40KB | < 250KB |
ターゲット | ワンチップ・マイクロコントローラ | 一般的な組み込みソフトウェア開発 |
ターゲットCPU
- Arm(32bit)
- RX210(32bit)
- PIC24(16bit)
- ESP32(32bit)
脚注
- ^ “mruby/c 3.3.1”. 2024年7月1日閲覧。
外部リンク
- Mruby/cのページへのリンク