島根県CMSとは? わかりやすく解説

島根県CMS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/07 15:25 UTC 版)

島根県CMS
開発元 ネットワーク応用通信研究所
初版 2008年2月14日(9年前) (2008-02-14
最新版 2.0.1
種別 コンテンツマネージメントシステム
ライセンス GNU General Public License
公式サイト projects.netlab.jp/PrefShimaneCMS/
テンプレートを表示

島根県CMS(しまねけんシーエムエス、Pref Shimane CMS)は、Ruby (Ruby on Rails) とPostgreSQLで開発された行政機関向けのコンテンツマネージメントシステム (CMS)。開発企業は、株式会社ネットワーク応用通信研究所(以下「NaCl」[1])。

開発費用は5,773,000円、その後の機能追加費用は4,885,000円。[2]

島根県2008年2月14日、オープンソースソフトウエア (OSS) として無償公開した(ライセンスはGPL)。地方自治体が開発したCMSをOSSとして公開するのは国内初と言われている。[3]

開発経緯

島根県庁による島根県CMS導入以前のホームページ運用体制は、ホームページコンテンツを各部局で企画しホームページ制作会社に対し企画書を紙に印刷して制作を依頼していた。2006年に職員自身がホームページの制作・管理が行えるシステムの導入を公開入札で募集したところ、NaClの案が採用され同社に開発が委託された。[4]

特徴

  • データベースにPostgreSQLを採用するなど、すべてオープンソースで構成されているためライセンス料が不要[5]
  • パソコンに詳しくない職員でもコンテンツの作成・編集が可能。
  • 視覚障害者向けにアクセシビリティを向上させる機能を持つ。
    • ブラウザにプラグインをインストールすることなく、文字を音声合成して読み上げる機能(Galatea Projectの成果を利用)
    • 文字サイズ変更・ふりがな表示の有無・文字色反転の各種ボタンをホームページに配置

歴史

  • 2006年、NaClにより開発され、島根県庁で運用を開始
  • 2008年2月14日、島根県CMSソース バージョン1.0がOSSとして一般公開
  • 2008年2月19日、島根県CMSソース バージョン1.0.1が公開
  • 2008年2月20日、島根県CMSソース バージョン1.0.2が公開
  • 2008年6月2日、操作マニュアル バージョン1.1が公開
  • 2008年9月12日、島根県CMSソース バージョン1.1.0および島根県CMS オンラインヘルプデータ1.0.0が公開
  • 2010年10月5日、島根県CMSソース バージョン1.2.0が公開

脚注・出典

関連項目

  • Joruri - 島根県CMSを参考に開発されたCMS

外部リンク





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