マリオ・アンドレッティ(アメリカ)
双子の兄弟(もうひとりはアルド)としてイタリアに生まれる。子供のころミレ・ミリアやモンツァのイタリアGPを見に行ってアルベルト・アスカーリに憧れ、以来レーシング・ドライバーを夢見るようになった。1955年に家族とともにアメリカに移住、そこにはアスカーリもいないし、ミレ・ミリアもないから自分は行きたくないと言ったと伝えられている。だが、そのアメリカで30年以上にわたってレースを続け、ビッグ・スターとなった。活躍の範囲はきわめて広範におよんでおり、67年にはNASCARのデイトナ500、69年にはインディ500で優勝。一方、アスカーリへの憧れから、F1を走る希望が強く、以前インディに遠征していたコーリン・チャップマンとの関係から、68年のアメリカGPにロータスで初参戦、ポールポジションを獲得して周囲を驚かせた。その後もマーチやフェラーリ、パーネリーなどでF1を走り、78年にはロータスで6勝をあげてチャンピオンに輝いた。94年末のラグナ・セカにおけるレースを最後に現役を引退したが、残る唯一の目標、ルマン制覇のために、その後も幾度か挑戦を続けている。
- Mario Gabrielle Andrettiのページへのリンク