MDIとMDI-X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 15:26 UTC 版)
「Medium-dependent interface」の記事における「MDIとMDI-X」の解説
MDIとMDI-Xという用語は一般的に、コンピュータやその他のネットワークデバイス上でメスの8P8Cポート同士をツイストペアケーブル上のイーサネットで接続する場合に使われる。 Xは、MDIデバイスの送信ワイヤをMDI-Xデバイスの受信ワイヤに接続する必要があるということを表す。ストレートケーブルは、MDIデバイスのピン1とピン2(送信)をMDI-Xデバイスのピン1とピン2(受信)に接続する。同様に、ピン3とピン6は、MDIデバイスの受信ピンとMDI-Xデバイスの送信ピンである。一般的には、ハブ、ブリッジ、スイッチがMDI-X構成を使用するのに対し、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ、ルータなどの他の全てのノードはMDIを使用する。一部のルータには、"uplink/normal"のスイッチを設け、特定のポートをMDI/MDI-Xを切り替える機能を持ったものもある。 一方の送信機を他方の受信機に接続し、またその逆に接続する必要があるため、2つのデバイス間では常に奇数回のクロスオーバーをする必要がある。MDI-Xポートには内部にクロスオーバーがあるため、MDIとMDI-Xを接続する場合はストレートケーブルを使用する。MDI同士(どちらもクロスオーバーなし)またはMDI-X同士(どちらもクロスオーバーあり)を接続する場合は、クロスオーバー回数を奇数にするために、ケーブル内でクロスオーバーしているクロスケーブルを使用する必要がある。 結果、MDIの機器の例としてPCやルータ、ブリッジなど、MDI-Xはハブやスイッチなどになる。
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