Laminar Flowとは? わかりやすく解説

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層流

英語 laminar flow

流体力学において、圧力分布一様層状になった流れのこと。レーシングカー場合、層流を作り出してコントロールすることによって、効率よく安定した空力特性作り出すことができる。


層流

英語 laminar flow

流体流れ2つ分けられ流体部分秩序正しく流れ場合を層流と呼び不規則に混合しながら流れ場合乱流と呼ぶ。管の中の流れは、レイノルズ数(管の半径流速の積を動粘性率除した値)が小さい間は層流を保つが、レイノルズ数がある値を超えると、層流から乱流に移る。物体表面形成される境界層流れも同様であり、上流厚さの薄い部分は層流であるが、下流の厚い部分では乱流に変わる。層流においては拡散作用分子運動によるだけであり、運動量、熱、水分などの拡散乱流比べてきわめて少ないため、摩擦抵抗熱伝達蒸発などは著しく小さい。

参照 乱流レイノルズ数
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。



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主翼上面エンジン配置形態HondaJetの外観上の最大の特徴は、主翼上面にエンジンを取り付けたそのユニークなスタイルにある。一般的なビジネスジェット機のエンジンは胴体後部に取り付けられるが、HondaJetではそれを主翼上面に配置した。これにより従来は胴体内部に必要であったエンジン支持構造が不要となるため、胴体内のスペースが30%以上も拡大したと同時に、客室内の騒音や振動が軽減され乗り心地の改善を可能とした。また、胴体後部両舷にエンジンを取り付ける場合に比べ、高マッハ数での造波抵抗が小さくなる位置があることをHondaが発見した。一般的な層流翼を用いた解析と実験から、エンジンを主翼上面の最適な位置に配置することにより抵抗発散マッハ数が0.75から0.03程度上昇することが示された。HondaJetの主翼には翼厚比15%の層流翼が用いられており、この主翼単体の抵抗発散マッハ数は0.707程度となっている。この翼型に主翼上面エンジン配置形態を適用することにより、抵抗発散マッハ数は同様に増加すると考察され、HondaJetの最大巡航マッハ数0.72において、主翼上面エンジン配置形態による空力抵抗減少の効果が得られていることとなる。この最適な主翼上面エンジン配置形態を採用しているHondaJetは、クラス最高の最大巡航速度、燃費性能及び航続距離を獲得している。また、造波抵抗を軽減させた主翼上面エンジン配置形態技術の先駆者並びにHondaJetの設計開発の功績が認められ、開発責任者で設計者の藤野道格は2012年に米国航空宇宙学会より「エアクラフトデザインアワード」を、2014年に学術団体「SAEインターナショナル」より「ケリー・ジョンソン賞」を、国際航空科学会議より「航空工学イノベーション賞」を受賞した。自然層流技術
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