LNG基地建設計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 21:16 UTC 版)
1992年に大阪瓦斯(大阪ガス)が液化天然ガス基地の建設計画を発表(一部は環境保全エリアとして残す)した。しかし、市民団体などが湿地の保全を訴えて反対運動を展開。1996年以降集中的な生態学的調査が進められ、生物多様性が桁外れに高いことが明らかにされた。2002年4月、計画はエネルギー事情の変化を理由に断念された。大阪ガスが取得・所有していた土地は2005年3月31日にすべてが敦賀市へ寄付され、市有地となった。現在敦賀市や特定非営利活動法人により保全が進められている。 この計画のため、湿地の隅を走る国道8号敦賀バイパスには、湿地へ下りる管理用道路(通常は閉鎖されている)や広い路側帯が設置されている。現在はそこに自動車が仮眠などの目的で長時間停車したり心無い者がゴミを捨てており、環境への影響を心配する声がある。
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