コニガー(Koniger)
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ヘリックス種(Helix) 南十字星のような葉形で日本ではアイビーの典型的なかたちと思われている。 それはたまたまこのタイプがたくさん日本に入ってきたためである。 このアイビーはドイツでコニガー氏によって1935年に選び出された。最近まで Koniger's Auslese と呼ばれていた。アウスレーゼは選別のこと。 このアイビーからたくさんの派生種が生まれている。 かたちが似ているものにミニチュア型のイッシイ・ビッシイがあり、中葉のアンカー、タイガー・アイズなどがある。 また類似のものをまとめてコニガー系とも呼ぶ。 スター、ギャラクシイ、プリンプトンなどがそうである。 いずれも長い枝を速く伸ばし、その枝の流れが流動感を描き出す。 丈夫で栽培は容易。塀や石垣を被わせるのによい。鉢植え、バスケット、吊り鉢、寄植えにも使えて便利。 (タイガー・アイズ、イッシイ・ビッシイ参照) |
コボルド(Koniger)
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ヘリックス種(Helix) 丈夫でみどりの色つやがきれいなリトル・ジェムとこのコボルドはまるで双子のように似ている。 鉢を並べると見分けられる人は誰もいない。 ジェムはピッツバーグから生まれ、コボルドはシャムロックから生まれた。 どちらも三角の小葉で長い枝を伸ばし、塀や石垣に這わせる。 吊鉢向きで寄せ植えにも使われる。 ジェムの項をご覧頂くとわかるようにアイビーの世界では「困ったときのジェム頼み」といわれるほどジェムは丈夫で頼もしい存在である。 その点はコボルドも同じなのだが「困ったときのコボルド頼み」とは誰もいわない。 単に、先に名のりを挙げた方が勝ちなのだ。 ついでに申し上げるとジェムはトレイラーで横に這う。コボルドはセミ・アップライトでいったん直立しそのあと横に拡がる。 (リトル・ジェム参照) |
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