KONUS-B
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「グラナート (宇宙望遠鏡)」の記事における「KONUS-B」の解説
サンクトペテルブルクのヨッフェ物理学技術研究所で設計されたKONUS-Bは、宇宙機の周りに分散された、8 MeVのエネルギーに対し、10 keV のフォトンで応答する7つの検出器からなっていた。それらは、ベリリウム入射窓の背後の厚さ50 mmで直径200 mmの、ヨウ化ナトリウムシンチレータ結晶からなっていた。側面の表面は厚さ5 mmの鉛の層によって保護されていた。バースト検出の敷居は、バーストスペクトルと立ち上がり時間によって、1平方センチメートルあたり500〜50マイクロジュール(5 × 10-7 to 5 × 10-8 erg/cm²)であった。スペクトルは、2つの31チャンネル波高分析器(PHA)によって、採取されていた。PHAのうち最初の8つは、1/16 s で時間解像度を測定し、残りのPHAは計数率に応じて、様々な時間解像度で測定した。解像度の範囲は0.25〜8 sであった。 KONUS-Bは1989年12月11日から1990年2月20日まで作動していた。その期間にわたって、実験のための 動作中の期間は27日だった。約60の太陽フレアと19の宇宙ガンマ線バーストが検出された。
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