IGTコア搭載チップセット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 16:38 UTC 版)
「Intel 740」の記事における「IGTコア搭載チップセット」の解説
i752・i754がともにキャンセルとなりインテルの単体グラフィックチップはi740を以って終了したが、IGTコア自体はその後もインテルのチップセットに統合されるオンボードグラフィックコアとして採用された。IGTコアを搭載したチップセットにはIntel 810・Intel 815が存在する。 これらチップセットに搭載されたIGTコアはi752コアをベースとしている。単体のグラフィックチップと異なり、フレームバッファとして専用のビデオメモリをサポートせず、メインメモリ領域の一部をビデオメモリとして利用するUMA方式を採用している。この為、性能的にはi752よりさらに劣り、さらに32bitカラーもサポートしなかったものの、一般的なオフィス・インターネット用途程度には十分な性能を有しており、安価かつ省スペースを実現できる為に広く採用された。また性能向上技術として、Intel 810DCおよびIntel 815ではZバッファ専用のDisplay Cacheに対応している。 Intel 830およびIntel 845G以降では後継のIntel Extreme Graphicsコアが採用されている。
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