IBM 3350
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 14:00 UTC 版)
「IBMのディスク記憶装置」の記事における「IBM 3350」の解説
IBM 3350直接アクセス記憶装置(IBM 3350 Direct Access Storage Facility)は別名マドリッドと呼ばれ、1975年にIBMのSystem/370用に発表された。その非リムーバブル・ディスク・パックはヘッドおよびアームアセンブリーを含め、密閉されていた。IBM 3350のディスク設計はトラック当たり555のシリンダー、30のヘッド、19,069バイトであり、ヘッド・ディスク・アセンブリ(HAD)では317,498,850バイトの記憶容量を実現した。ディスク・ユニットは、A2、A2F、B2、B2F、C2およびC2Fと識別された。それぞれのユニットは2つのHDAを含み、「ストリング」として導入された。A2またはA2Fは接続にIBM 3880などの「制御装置」が必要とされた。A2には最大3台のB2やC2が接続できた。C2ユニットはまた、ストリングで同時に2つのI/O操作の実行を可能にするように、制御装置と接続して同じ場所で使用することができた。「x2F」ユニットは、通常のx2ユニットだが、その2つのHDAはさらに「固定ヘッド」領域を最初、5のシリンダ上に持っていた。この固定ヘッドエリアはHASPかJES2のチェックポイントエリアに割り当てられるように意図され、装置上のヘッドの動作を劇的に削減した。この写真(IBM 3350)でのIBM 3350 A2/B2/B2ストリングの背景にあるのは370/165と370/168で使用されているIBM 3066コンソールである。
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