蜂須賀正勝とは? わかりやすく解説

蜂須賀正勝

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 07:02 UTC 版)

蜂須賀 正勝(はちすか まさかつ)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将大名豊臣秀吉の股肱の家臣。播磨龍野城主。徳島藩蜂須賀家の家祖。


注釈

  1. ^ 正勝の死の直後、初七日に家政が描かせたもの。供養のために高野山に奉納された。家紋には正勝が足利義昭より賜ったという桐紋で描かれている。この頃は万字紋は用いられていない。
  2. ^ 錬甫宗純は、家政が懇意にしていた南禅寺第265世の住持。賛では、秀吉と正勝の関係を、前漢高祖と留侯・張良に比しており、名軍師として賞賛している。
  3. ^ 『尾張群書系図部集』による。
  4. ^ a b c d 『蜂須賀家記』『尾張群書系図部集』による。
  5. ^ a b 「良岩」と表記する史料もある。
  6. ^ 『蜂須賀家記』『寛政重修諸家譜』では「従五位下」としている。従四位下は戒名より。
  7. ^ a b c 『尾張群書系図部集』は生母を大橋定広の娘と明記しているが、『蜂須賀家記』などでは大橋定広の娘以外の某氏とする。また、この女性を安井重幸(弥兵衛尉)の娘(安井御前)と推測する説もある。
  8. ^ a b 甚右衛門。入道常林。『尾張群書系図部集』では正勝の異母兄とする。三男は『蜂須賀家記』による。
  9. ^ 名はまつ(松)。
  10. ^ 益田太郎右衛門。宮内少輔。
  11. ^ a b 俗名は長存。一説に実父は北畠具教で、実母は(具教の側室)大匠院という連れ子。正勝の義子となり、江岸山福聚寺(現・興源寺)住持となった。
  12. ^ ただし正勝と家政はしばしば史料により取り違えられていることがある。
  13. ^ 現・愛知県あま市蜂須賀。
  14. ^ 川並衆の話は『武功夜話』にのみ記されており、その存在自体が疑問視される。
  15. ^ a b 「墨俣一夜城」の逸話も後世の創作である可能性が高い。
  16. ^ 蜂須賀茂韶#盗賊伝説について」参照。
  17. ^ ただし江戸時代に系図が修正された以後は蜂須賀万字を家紋として用いた。
  18. ^ 『信長記(甫庵信長記)』は信憑性には疑問があるが、この時に信長が殿軍の秀吉に付けた5人の与力(木村重茲生駒親正、前野長康、加藤光泰、蜂須賀正勝)のひとりとして正勝の名を挙げる。
  19. ^ a b c 旧字体では「樓岸」。大阪府大阪市中央区石町の辺りの地名で、石山合戦の際には織田側の砦が築かれた近くの場所。
  20. ^ 清水宗治の兄弟。
  21. ^ 最終的には、備後備中出雲伯耆美作の5カ国割譲から東伯耆・備前・美作の3カ国割譲に減らされた領地を羽柴氏に譲ることになり、小早川隆景の養子・元続、吉川元春の三男・経言を人質として送って、毛利氏が羽柴氏に従属するということでまとまった。割譲される領地の受け取り役も、蜂須賀正勝が務めた。
  22. ^ 現・徳島中央公園。
  23. ^ 賤ヶ岳の戦いで捕虜になった佐久間盛政の居城。
  24. ^ 河内国丹南郡日置庄をさす。旧・大阪府南河内郡日置荘町で、現在は堺市の一部。
  25. ^ 徳島市の同名の寺があるが、無関係である。徳島市の安住寺は旧称を真国寺と云う。
  26. ^ 岐阜県岐阜市鏡島。
  27. ^ 石川光重の縁者と思われるが、人物不明。
  28. ^ 大阪府大阪市天王寺区六万体町駒ヶ池筋にあった。
  29. ^ 7代藩主蜂須賀宗英富田藩2代藩主蜂須賀隆長の実父。
  30. ^ 天瑞院は豪商・細谷伊右衛門の娘。蜂須賀隆喜[注釈 29]の生母。忠英の寵姫で、身分が低い生まれながら破格の扱いを受けた。寺は大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町にあるが、これより有名な同名の京都の寺とは異なり、秀吉の母(大政所)と同じ院号だが別人。
  31. ^ 現・徳島県阿南市長生町

出典

  1. ^ 岡田 1876, p.203.
  2. ^ a b 『官報』號外「授爵,叙任及辞令」1928年11月10日. (1928/11). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957025/5 
  3. ^ a b 岡田 1876, p.207.
  4. ^ a b 岡田 1876, p. 211.
  5. ^ a b 岡田 1876, p. 212.
  6. ^ 渡辺 1929, p.22.
  7. ^ 渡辺 1929, p.25-28.
  8. ^ 渡辺 1929, pp.22-23.
  9. ^ 小和田 2007, pp. 57, 103–104.
  10. ^ 伊勢屋庄之助 編『国立国会図書館デジタルコレクション 繪本太閤記. 初編』松延堂、1871年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10303870/12 国立国会図書館デジタルコレクション 
  11. ^ a b 渡辺 1929, pp. 39–59, 265.
  12. ^ 小和田 2007, p. 77.
  13. ^ 小和田 2007, p. 78.
  14. ^ a b 桑田 1971, p. 181.
  15. ^ 小和田 2007, pp. 76–78.
  16. ^ 渡辺 1929, pp.66-67.
  17. ^ 渡辺 1929, p.97.
  18. ^ 渡辺 1929, pp.95-96.
  19. ^ 渡辺 1929, pp.104-106.
  20. ^ 渡辺 1929, p.107.
  21. ^ 渡辺 1929, pp.112-114.
  22. ^ 渡辺 1929, pp.114-115.
  23. ^ 渡辺 1929, pp.123-128.
  24. ^ 渡辺 1929, p.131.
  25. ^ 渡辺 1929, pp.136-140.
  26. ^ 渡辺 1929, p.141.
  27. ^ 渡辺 1929, pp.191-224.
  28. ^ 渡辺 1929, p.168.
  29. ^ 渡辺 1929, pp.234-236.
  30. ^ 渡辺 1929, p.176.
  31. ^ 渡辺 1929, p.259.
  32. ^ a b 在阪徳島県人会 1925, p.20
  33. ^ 在阪徳島県人会 1925, p.19.
  34. ^ 在阪徳島県人会 1925, p.1.
  35. ^ 渡辺 1929, pp.257-258.
  36. ^ 売れるからには理由がある? 意外な先祖を持つ有名人”. リアルライブ. 内外タイムス (2011年9月27日). 2018年8月9日閲覧。


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