HLAハプロタイプの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:01 UTC 版)
HLAハプロタイプについては、日本人には大きく以下の4タイプの流れが認められる。 B52-DR2: 中国大陸北部から朝鮮半島を経て北九州・近畿へ B44-DR13、B7-DR1: 満州・朝鮮半島東部から日本海沿岸へ B54-DR4: 中国南部から琉球諸島を経て太平洋側へ B46-DR8: 中国大陸南部から直接、あるいは朝鮮半島を経由して北九州へ 1. は中国北部、モンゴルの一集団に高頻度のタイプで、国内では九州北部から本州中央部にかけて多い。 2. は満族、韓国人に高頻度タイプで、国内では日本海側に多い。 3. は中国南部に多いタイプで、国内では沖縄や太平洋側に多い。 4. は国外では満族と韓国人のみに多くみられ、国内には九州北部から本州中央部にかけて多い。このタイプの姉妹タイプB46-DR9が東南アジアで最も高頻度でみられる。 さらにこれとは別に縄文系と想定される別の複数のハプロタイプが南九州や北東北に存在する。またアイヌは日本人と異なる型が多いという。
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