Ge4/4I、ABe4/4 501-504形のシャトルトレイン用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 08:19 UTC 版)
「レーティッシュ鉄道EW II系客車」の記事における「Ge4/4I、ABe4/4 501-504形のシャトルトレイン用」の解説
BDt 1721-1723形本線系統のシャトルトレインの制御客車として製造された2等/荷物車で、窓扉配置は2D1D141D(乗務員室窓-扉-荷物室窓-荷物扉-荷物室窓-2等室-デッキ窓-扉)であり、自動扉や強制換気装置、車外スピーカを装備する。運転室は長さ1527mmで運転台は機関車と同等のタイプ、正面は3面折妻で中央に幅の狭い貫通扉を持ち、先頭部床下と先頭側台車前にスノープラウを装備している。 ABe4/4 501-504形電車と編成を組み、エンガディン線やサメーダン-ポントレジーナ間、ダヴォス-フィリズール間などでのシャトルトレインとして使用される。 その後1986年以降Ge4/4I形電気機関車を更新してシャトルトレインを拡大することとなり、1956年製のAB 1514-1518、B 2370-2340号車をシャトルトレイン用に改造したものとAB 1513号車を改造した制御客車BDt1731号車とともにBDt 1721、1722号車が使用され、ABe4/4 501-504形の廃車後は1723号車も主にGe4/4I形と使用されている。 90年代には正面貫通扉が埋められており、さらにBDt 1723号車は前照灯をスイスの鉄道車両で標準となっている前照灯と尾灯が一体となった角型のものに交換され、正面上部が銀色から赤に変更されている。
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