GTC4ルッソ
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「フェラーリ・GTC4ルッソ」の記事における「GTC4ルッソ」の解説
GTC4ルッソは、フェラーリ初の四輪駆動モデルの「フェラーリ・フォー(FF)」の後継車である。2016年3月に行われたジュネーブショーに先駆けて2月8日に発表された。 2010年代以降のフェラーリは、1950年代から1960年代のフェラーリの車名を復活させる傾向にあり、車名である「GTC」は「330GTC」、「356GTC」、「ルッソ」は「250GTCルッソ」に付けられていたものである。なお「ルッソ(Lusso)」は、イタリア語で「ぜいたく」を意味する。 エンジンはFFと同じく排気量6262cc、V型12気筒自然吸気エンジンをフロントミッドに搭載、出力は「FF」より30馬力増え690馬力となった。「FF」の特徴である四輪駆動と4座席は継承され、さらに四輪操舵も装備された。四輪操舵は「F12ベルリネッタtdf」以来2車種目であり、フェラーリの市販車で四輪駆動と四輪操舵があるのは初である。また「FF」で搭載した電子制御デフのE-Diff、トラクションコントロールのF1-Trac、マグネティックライド・コントロール・サスペンションの3つを統合し、4RM-EVOに進化した。 エクステリアは「FF」から大きな変更はないものの、ヘッドライト周りは他車種とデザインは共通。両サイドのフィンが追加。4灯テールランプがF430以来久々に復活した。 日本では2016年5月10日に、東京都港区で開催された「FF」オーナーと注文者向け発表会の場で正式発表され。日本導入時期は2016年末である。
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