GPゾーンとは? わかりやすく解説

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GPゾーン

【英】:GP zone

A. Guinier(仏)とG.D.Preston(英)が独立に、X線ラウエ斑点上から延びストリーク解析から発見した面上析出した溶質原子プレートのことで、発見者の名前をとりGuinier-Preston(GP) Zone呼ばれている。具体的には、AlMg主成分としCuなどの溶質原子を含む時効硬化合金において、過飽和固溶体急冷し低温時効処理を行うと、平衡状態図に現れない析出物としてCuなどの溶質原子母相の{001}面に格子整合して1〜2枚原子面として偏析する。Al, Mg合金等における時効硬化一因となる。電子顕微鏡明視野像では、格子歪による線状コントラストとして観察され、高分解能像では溶質原子並び直接観察される

GPゾーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/24 07:28 UTC 版)

GPゾーン: Guinier-Preston zone)は、時効硬化型アルミニウム合金において、時効過程で母相中にあらわれる溶質原子集合体である。




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